サイコパスに学ぶメンタルマネジメント(その5)

オックスフォード大学のケビン・ダットン教授は
サイコパスについて次のように述べています。

「感情的な葛藤や人間関係のしがらみに迷うことなく、
目的に対して純粋に正しい選択を取ることができる人間である。」

 

暴力的なサイコパスはその性質が犯罪として現れているだけで、
多かれ少なかれ、誰もがサイコパス性を持っているものです。

では、その特性とは生まれた時から変わらないものなのでしょうか。
また、サイコパス性の低い人間は、冷静で合理的な意思決定には
向いていないのでしょうか。

ダットン教授は以上の質問にこう答えています。

「本来サイコパスではない人間でも、努力次第で
感情に囚われないで、正しい意思決定をする人間にはなれる。」

 

そして、博士はこうも言っています。
「感情と理性は努力で切り離せる」と。

たとえば、あなたは感情に支配されて、
仕事の効率が落ちてしまったり、ときにはやる気が無くして、
仕事を投げ出したくなったりしませんか?

 

サイコパスには、そういったことは一切起こりません。
理性・感情・行動がすべて切り離されているために、
行動が感情に支配されることも、
理性が感情に支配されることもないのです。

もし、あなたが感情に支配されがちなタイプだとしたら、
サイコパスのこの資質は、一面羨ましくはありませんか?

 

ダットン教授がおすすめするポイントを以下に記しますので、
参考にしてください。

1)ポジティブな感情に集中し、ただ行動に移す

感情に支配されがちな人は、ついネガティブな発想をしがちです。
「もし、上手くいかなかったらどうしよう」。
もし、そんな発想に囚われたら、上手くいくことだけを
イメージするようにしましょう。

 

2)思い立ったら、即行動する

上記のように上手くいかないことを考えるような人は、
その後の対処や他のネガティブな状態を空想しては、
それを反芻してみたりします。

それをすることで行動も遅くなるのと同時に、
実は、そこに掛かる心理的ストレスが大きいことを見過ごしています。

起きてもいない空想のためにストレスを感じているくらいなら、
即行動して起きるトラブルの対処のストレスの方が
余程少ないそうです。

 

3)そもそも「何かをするにはやる気が必要だ」

という思い込みを手放す。

あなたは、毎朝歯を磨くのにやる気を必要としますか?
「今日はやる気が起きないから、歯を磨くのはやめておこう」
などと言う社会人はあまり存在しません。

そもそも何かをするにはやる気が必要だなどと
思うようになったのはいつからでしょう?

 

サイコパスは感情に左右されません。
彼らは物事を一歩引いた目でながめ、
状況から感情を切り離してしまいます。

自分をあたかも機械のように捉え、
自分の「感情」を別人格のように
イメージしてみてください。

イメージの中で自分から切り離し、自分とは分離させ、
そして、淡々と目の前にある作業に取り掛かりましょう。

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