金融リテラシー

今から250年ほど前。

仙台、伊達藩の宿場町、吉岡宿では、
伝馬役への奉仕や重税に加え、長年に渡る凶作によって、
夜逃げをする農民が相次いでいました。

「その状況を救い、この宿場町を立て直したい!」
そんな純粋な想いを持った二人の若者が
あるアイデアでこの町を救いました。

 

そのアイデアとは、千両もの大金を用意して、
殿様に貸し付けるという奇想天外なもの。

そうすれば、利息分だけで
村人の税金は支払えるようになるという
正に、私利私欲を捨て、純粋に
他利だを考えたアイデアでした。

 

実際にこれをやってのけ、町を救った若者が、
菅原屋篤平治と穀田屋十三郎です。

彼らの行いは、「殿、利息でござる」という
2016年の松竹映画にもなっています。

とにかくいい映画だし、
こんな日本人がいたことを誇りにさえ感じてしまいます。

 

ところで、今日ココで話題にしたいのは、
伊達藩の財務担当者、松田龍平演じる萱場 杢の
このセリフです。

「富となるか貧となるかは、ただひとつのことで決まる。
利息を取る側にまわるか、取られる側にまわるか、だ」

正に、資本主義の本質をついたこのセリフ。
農民の菅原屋篤平治もこれが分かっていたからこその
貸し付けのアイデアだったんですよね。

 

商売とは、問題を抱えている人に解決を提供すると
定義することができる反面、弱みに付け込んで利を得ると
表現することも出来ます。

同じ事象を全く異なる方向から見ることになります。

 

とかく金融リテラシーが低い日本人ですが、
物事の本質をつくと真理が見えてくるのかも知れません。

ただ、お金の勉強はもっとやっておく必要があるんでしょうね。

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